本気で世界を目指す選手と指導者に贈る99のヒント

コーチとして2,000名以上を指導してきた経験とサッカー留学事業に携わってきた視点からアドバイス!

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5月21日 筑後・久留米 練習試合結果

本日は筑後会場・久留米会場のU-10練習試合でした。対戦相手は筑後地域で活動するスクール(チーム名はまだ未定)

相手は3、4年生が中心でしたが、こちらは4年生が誰も来れなかったので、急遽筑後会場の2年生にも参加していただきました。 f:id:soluna-fs:20170521145227j:image

①3ー0

得点者:はやと3

 

②2ー1

得点者:はやと、けいた

 

③2ー1

得点者:はやと、しょう

 

④2ー0

得点者:しょう、はやと

 

⑤4ー1

得点者:しょう3、りゅうま

 

結果は全勝でした。チームとしては暑い中、集中力が切れることもなく、最後まで走っていたのは良かったですが、もう少し声を出せるようにならないといけません。

個々の課題はまだまだ多く、ボールをすぐに蹴り出してしまう子、ドリブルのスピードを落としてしまいゴールに向かえない子、狭いスペースに運んでしまう子など修正するところはたくさんありました。

ただ、休憩中に指示したことを理解して、試合の中で行動に移そうとする場面が増えてきました。学年も上がり戦術理解度が少しずつ付いてきました。

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1対1をスピードで抜く選手は要注意

試合の中で1対1の局面は数多く訪れます。この1対1で相手に勝つことができればゴールを奪う確率も高くなります。しかし、育成年代ではどのように相手を抜いているかを見ることも必要です。

 

小学生のうちは足の速い選手はDFの裏にボールを蹴り出して走れば簡単に相手を抜くことができます。しかし、このようにスピードに頼っている選手は要注意です。カテゴリーが上がるとスピードの差はなくなってくるので徐々に抜けなくなってきます。反対に足の遅い選手はスピードで抜けない分、DFの重心の移動や足の運びを見るなど工夫していきます。学年が上がりスピードの差がなくなってくる中学生くらいに大成することが多いです。

 

1対1に勝つためには技術以上に気持ちの部分が大切です。絶対にボールを奪われない(奪う)という負けず嫌いの精神です。しかし、自分に自身のない子は尻込みしてしまいます。でも、1対1は足が遅くても勝つことはできます。そのためには相手と駆け引きする気持ちの余裕も欲しいですね。ボールを扱う技術が上達すれば相手を落ち着いて観察できるようになります。どのタイミングで抜き(奪い)に来るかがわかれば対応できるようになっていきます。

もし、子どもたちが何も考えずにただ闇雲に突っ込んでいっているようなら、まず「相手はいつ来そう?」など声かけしてあげて、相手をしっかり見るように意識付けしてあげましょう。今まで10回やっても勝てなかった相手から1回でも勝てるようになると自信がついてそのあとは成功する回数が増えていきます。自信が生まれると心の余裕もできてプレーの幅も広がっていくことでしょう。

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パズルはどこから作りますか?

『指導』と『パズル』は似ています。
私は指導者の講習会やサッカー系企業の研修などでもこの話をよくさせていただいています。みなさんもパズルはやったことありますよね?

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例えば、バラバラに置かれたパズルを目の前にして「完成させてください。」と言われるとかなり難しいですよね?大体はパッケージに完成図が書かれており、それを自分でバラバラにしたところから始めます。


しかし、子どもたちへのスポーツの指導というのはそうではありません。子どもたちは完成図を知らない状態で参加していることがほとんどなのです。だからこそ、指導者が何が出来るのかイメージできるように完成へと近づけていかなければなりません。

例えば、簡単なボール遊びやしっぽ取りなどの鬼ごっこはパズルでいうと角や縁のピースです。そこから始めることでパズルは作りやすくなります。でも、指導者の中には中央にある『試合』の部分から組み立てる方もいます。もちろん、指導する年齢によってはそれも可能ですが、年齢が低くなるにつれて、その競技の知識は乏しくなっていきます。まずは完成の絵を選手は理解しているのか、チーム全員が同じ絵を思い浮かべているのか感じ取らなければいけません。

これは保護者の方にも言えることで、自分の子どもにはやはり試合で活躍して欲しいのは当然です。でも、観戦しながら、「なんでそこでパスしないの!?」「もっと積極的にボールを追いかけないの!?」って言ったことありませんか?
これも試合という完成したパズルがまだ見えていない状態なのです。だから、練習では「ドリブル」というピースを作って、次に「シュート」のピースを作り、それを合わせていく作業を行なっています。色んなピースを組み合わせることで「試合」に近づくのです。

学年が上がっていくと子どもが『完成したパズル』が見える瞬間がきます。これは指導していても明らかで、今までとは動きが全然違っているのです。
でも、大事なのは子どもが自らの手でそのパズルを完成させることです。周りの大人はあくまでもサポートしてあげるだけということを心掛けておかなければなりません。

4月23日 U-8練習試合総括

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本日は筑後市にてU-8の練習試合でした。
近郊で活動されているFC.CRESCA様、大和ウィンガーズ様にご参加いただきました。
 
試合内容としては十分満足できるものでした。もちろん、個々で課題はまだまだありますが、練習の成果が少しずつ試合で発揮できるようになってきました。効果的なパスが出せたり、タッチライン際での1対1を仕掛けるタイミングも良かったですね。
 
反面、戦う気持ちがプレーに出ていない選手もいました。これは普段の練習から出来ていないのでそれをいきなり試合で出せという方が難しいですが、平日の練習から『球際を負けない』『勝ち負けに拘る』という意識をもっと植え付けていかないといけないと感じました。
 
ただし、参加された保護者の方々にはお話しましたが、この年代は出来ていないところを言い出したらキリがありません。まずは出来たところに目を向けて褒めてあげることで、自信を持ってプレーできるようになることが大切です。一歩一歩成長していきましょう!
 
 
① vs FC.CRESCA
0-3
 
② vs 大和ウィンガーズ
4-0
得点者:はると、しょうご、だいち、さく
 
③ vs FC.CRESCA
0-2
 

④vs 大和ウィンガーズ
3-0
得点者:さく、あつや、だいち

 

⑤ vs FC.CRESCA
0-3
 

⑥ vs 大和ウィンガーズ
2-1
得点者:けいた2

 

⑦ vs FC.CRESCA
1-2

得点者:しょうせい

 

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ハードワークの意味

ハードワークとは...

・相手に走り負けない
・球際で負けない
・ボールを奪われたら取り返しにいく

こういったことを指します。体力だけでなく、戦う気持ちが大切です。技術、戦術、判断力だけでは試合に勝てません。ハードワークができない選手は足元の技術が優れていても試合に使ってもらうことはないでしょう。

フットサルでは攻守の切り替えの速さが特に重要視されますので、トレーニングの中で自然とこのハードワークを身につけていくことができます。ただし、選手が常に意識をして取り組んでいくことが大事です。戦える選手を目指しましょう!

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