『過去と他人は変えられない』という言葉はフットサルには存在しない
『過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる』という心理学者の言葉があります。冒頭からビジネス講座のような話ですが、見ていただいているのはフットサルのブログで間違いないです笑
この言葉、私は正しいとは思っておりません。「過去」も「他人」も変えることができるのがスポーツだと思います。もちろん、過去の出来事自体が変わることはありません。でも、それをどう捉えるか、また何ヶ月後、何年後にあの出来事があったから今の自分があるんだと感じることが出来ればその意味合いは大きく変わっていきます。
現在、小学生には夏休みということもあり、各自でリフティングを練習するように話しています。1番回数が多い子でまだ30回程度です。高学年がいない当クラブではありますが、この回数はかなり少ないですね。回数が続かないと楽しくないので自主練自体も長続きしないのはよくわかります。ただ、いまやっていることが過去となり、そして、未来となります。あのときもっと練習しておけば良かった...と思う日が必ず来ます。これはどんな選手も将来感じることです。
そして、この意味を子どもながらに理解して、いま頑張っている子もいます。こういう子が他人を変えることができる選手になります。練習や試合で活躍する姿を見て「◯◯くんのようになりたい!」と憧れを持つ子が出てきます。スポーツは他人に与える影響が大きいものです。
いま、家でゲームをしているキミ。
お菓子を食べながらテレビを見ているキミ。
5分だけで良いからボールを持って外に出てみよう。
未来を変えるためにまずは自分を変えてみよう!
タッチライン際は『カニ』で制す!
フットサルとサッカーでは1対1を仕掛ける時のボールの持ち方が違ってきます。
特にタッチライン際での1対1でゴールに対して横を向いたままでドリブルを仕掛ける動きがフットサルの試合ではよく見られます。
DFとの距離が近く相手は足を伸ばせばボールに触れることができる距離まで寄せてくるため、左サイドでは右足でボールをコントロールします。そうすることで相手が奪いにきたときに左足や身体でブロックしたり、右足でボールを引くことで奪われづらい状況を作ることができます。
今月はこのボールの持ち方を覚えて、簡単にボールを失わないように練習します。そして、相手が飛び込んできた瞬間に縦か中にカットインして抜くことを狙ってみましょう!
映像で見るのがわかりやすいと思います。こちらはフウガドールすみだの諸江選手が実際に解説とプレーをしている動画です。
諸江剣語のコートで今すぐ使えるワンポイントクリニック「カニドリブル」編
6月25日 BASIC JUNE CUP 結果
LIBREさん主催の5人制サッカー大会に出場してきました。
前日まで心配されていた天候も回復して曇り空で大会が始まりました。
この年代の大会で大事なのは今の結果を求めることではなく、この先の成長を見据えることが大切です。この日もいま何ができるのか?これから何が必要なのか?を確認する試合となりました。
① vs LIBRE 4-0
得点者:たいよう3
② vs フットステップ 4-4
得点者:たいよう4
③ vs 北野 1-7
得点者:けいた
交流戦
vs フットステップ 3-1
得点者:りょうすけ3
3試合の結果は1勝1敗1分で勝ち点4。
試合内容は悪くはなかったのですが、DFの部分が少し軽かったですね。特に2試合目のときにドリブルの上手い選手に対して足を出すだけで奪いにいっていました。まず身体を寄せて相手の体勢を崩したところで奪いにいくことが必要です。
交流戦でもこのチームが相手となりましたが、試合前に選手らにどうやったら奪いやすいか聞いたところ「身体を寄せる」と答えてくれました。普段の練習で何度も言っているので頭では分かっているようです。しかし、いざ試合となったら身体で表現できていないというのが現状。
試合前に改めて確認したことでDFが修正され、大会中は自由にドリブルさせていましたが、交流戦では早い段階でボールを奪うことができていました。こういうプレーを繰り返していき、身体に染み込ませていくしかないですね!
今回の大会はサッカーボールにサッカールールでした。スローインを初めてした子もいるでしょうね。まぁ、半分くらいはファールスローでしたが...笑
たまには練習でもサッカールールでプレーさせる機会を作るのも良いかも知れません。
そして、ゴールキックでの再開でしたのでGKがバンバン前に蹴るだけの展開に成りがちですが、うちの選手は近くの味方に繋ごうという組み立て方が多かったですね。これは普段フットサルボールを使用していることもあり、サッカーボールのように遠くに蹴る(投げる)ことができないため、近くの選手に繋ぐという練習通りの動きをしていました。でも、これで良いのです。ロングボール一辺倒の戦い方から技術の向上は生まれません。ジュニア年代ではフットサルボールを使いフットサルルールでプレーさせることが必要なのです。
今回もいくつかの会場から集まってくれましたが、更に上達したい選手達が集まって一緒に練習する機会も近いうちに作っていきたいですね!
フットサルとサッカーでのドリブルの違い
フットサルとサッカーではドリブルの仕掛け方が違います。
サッカーの場合はピッチが広いため、DFとの距離が遠いところからボールを運べます。そのためスピードに乗った状態で相手に仕掛けることができます。さらにDFの背後にもスペースがあることが多いため、そのまま一気に抜き去ることができます。
しかし、フットサルの場合はDFとの距離が近いことが多いです。そのためスピードで抜くというよりはボールを相手に晒して誘うことで相手に足を出させたり、重心を動かすことでその逆をつくというドリブルが必要です。もちろん、そこにスピードの緩急は必要です。
このような駆け引きをするためには相手をよく見る洞察力が必要です。DFとの駆け引きを楽しめるくらい余裕を持ってプレーできる選手を目指していきましょう!
6月4日 ディノジュニアフットサルフェスタU8結果
福岡市東区で開催されたU8大会に参加しました。
相手のレベルが高いのは事前にわかっていましたが、全敗無得点に終わりました。
① vs アッローロ 0-6
② vs FCCF 0-8
③ vs エリア伊都 0-7
④ vs ブリステル 0-4
試合前のミーティングで1つだけテーマを与えました。それは『ボールラインより下がって守る』ということ。では、ボールラインとは何でしょうか?
ボールがある地点に横線を引きます。この図でいう赤ラインのことです。この場面は相手チームのキックインです。このときにボールラインより自陣に戻ることが基本です。しかし、相手選手のマークを意識してか相手ゴールに近い位置にいたり、疲れて戻るのが遅れている場面が目立ちました。この守り方さえ出来れば今日のような技術の差があるチーム相手でもある程度、失点を減らすことができます。1試合目の前半は0−0で折り返せたのはまだ疲れていなかったのとミーティング後すぐの試合だったので意識できていた選手が多かったことです。
こういう戦術の動きを説明したときに選手はいくつかのパターンに分かれます。
①すぐに理解して、上手く動ける選手
②理解はしているが、上手く動けない選手
③理解が出来ていないので、上手く動けない選手
ただ、1番問題なのは、理解していないのに理解したフリをする選手です。今日もミーティングで理解できたか何度も確認しましたが、全員「わかった!」と言っていました。...が、試合が始まってみるとわかっていませんでした。練習の中でしたら、一旦プレーを止めて腕を引っ張って動かして修正させながら教えていくことはできますが試合中はそういうわけにはいきません。
これはスクールでもよく話していますが、恥ずかしいかも知れませんが、わからないときは正直にわからないと言わなければいけません。上手くなりたいから習いに来てくれているので、どんどん質問してほしいですね。
これまでの練習試合ではある程度、技術の差が近いチームとマッチメイクをしてきたので負けることは少なかったですが、ここまでの惨敗は初めてでした。
しかし、こういう経験はスポーツをしていく上で必要です。チームの中で上手いと思っていても外を見れば、もっと上手い選手はいくらでもいます。同年代の選手が自分より遥かに上手いドリブルやシュートをしている光景がどう映ったでしょうか?
今日の試合を通じて子どもたちが何を感じて、これからどうすれば良いと思ったのか、これからの練習での変化に期待したいと思います。