本気で世界を目指す選手と指導者に贈る99のヒント

コーチとして2,000名以上を指導してきた経験とサッカー留学事業に携わってきた視点からアドバイス!

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国内トライアウトで見るところ

これまで、何度もスカウティングを行なってきたが、選手から絶対に出る質問が海外に行ったら何%の確率で契約とれますか?しかし、これを聞く選手は大体現地行ったら落ちています。そもそもトライアウトの本質を知っているなら出ない質問なので。ただ、確率でいうと「受かる50%、落ちる50%」という回答が正しいかと思うが、こんな答えを聞きたい訳ではないのはわかるのでそれは言わないようにしている。現地でのトライアウトではまず誰かと比べてとかではないということ。例えば、イタリアの所属選手らと同等のプレーが出来たから合格かというとそうではない。本人は通用したのにと納得いかない顔を見せるが、外国人として行く意味は圧倒的な力を見せつけなければならない。そう考えるとカテゴリーを1つ落としてでも、その中で王様になれる方が試合にも出ることができ、次の年にも繋がる契約を取れることができる場合がある。この辺りはチームとの相性や監督の求めるものにマッチするかという部分もあるため数字で表すことが難しい部分でもある。

そして、国内でのスカウティングで見るのは、そのときのメンバーの中で1番上手いかということではなく、海外に行ったときに通用するかどうか。その中でも縦に勝負できる武器があるかは必ずチェックする。ゴールに直結するプレーは日本以上に評価に繋がるのは間違いない。あとは基礎技術の精度、スタミナ、メンタル、人間性など。
そして、最後は選手のポテンシャル。たまたま調子が悪かった選手やたまたま普段以上の実力が出せた選手もいることだろう。それがたまたまなのか、実力なのかを見極めるのも我々の仕事だ。彼らの人生をかけたチャレンジなのでそこは慎重に見極めたいと常に考えている。

11月22日に福岡で開催する海外挑戦のためのセレクションでもこの辺りを見ているので是非アピールしてほしい。

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