本気で世界を目指す選手と指導者に贈る99のヒント

コーチとして2,000名以上を指導してきた経験とサッカー留学事業に携わってきた視点からアドバイス!

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「怒る」と「叱る」の違いとは?「なんで出来ないの!?」って言っていませんか?

「怒る」と「叱る」の違い。指導者になると研修などでよく聞く言葉です。

「怒る」はただ感情的にイライラをぶつけて怒鳴ること。手を出すことはもちろんダメですが、相手を傷付けるような言葉の暴力もダメですね。

「叱る」はそこに愛情があります。相手に成長してもらいたいと想っているかどうか。ここが大きく違います。指導者は叱ることができないと練習に支障がでるのは間違いないです。特に若いコーチだと叱ることができないとよく相談されました。


しつけをする中で子どもたちに言ってはいけないワードがあります。
「なんで出来ないの!?」
「いつも言ってるでしょ!」
「なんて悪い子なの!」

どうでしょう?言ったことありますか?
もし、言ってしまった方はそのとき他のことでもイライラしていませんでしたか?

叱るときにはポジティブに叱らないといけません。私が必ず心掛けていることがあります。
・いま起きたことを叱る(過去のことを引っ張り出さない)
・悪い行動についてだけ叱る(人格は否定しない)
・信頼関係を作った上で叱る


特に最後のは指導者と選手間でとても大事なことです。入部したばかりの選手を強く叱ることはまずありません。まずはどれくらいまでなら叱っても大丈夫か見極めないといけません。これは年齢ではなく、その子のキャラクターや性格です。
3歳の子に対してでも強く言うこともあれば、小学生でも優しく注意で済ませることもあります。

そして、なにより指導者は基本的には「怒らせたら怖い」という存在でいないといけません。子どもたちが緊張感を持って練習に取り組まないと怪我もしますし、技術も伸びませんからね。
特にいま小学生には厳しく指導しています。最近の子はメンタル的に弱い子が増えている傾向にあります。それがプレーにも出ていて、球際でスっと身を引いてしまう子が多いです。精神面の成長は技術以上にすぐに成果は出ないので、少しずつ変えていこうと思います。

その為にも私だけではなく、色んな大人(指導者)に触れる機会も作りたいと考えています。今月開催の走り方教室や12月には元Fリーガーのクリニックも予定しています。いつもと違う指導者から教えてもらうというのも貴重な経験となります。
さらには来年度に向けた新たなプロジェクトも計画中。たくさん刺激を受けて更に成長していってもらいたいです!

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