本気で世界を目指す選手と指導者に贈る99のヒント

コーチとして2,000名以上を指導してきた経験とサッカー留学事業に携わってきた視点からアドバイス!

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フットサルとサッカーでのドリブルの違い

フットサルとサッカーではドリブルの仕掛け方が違います。
サッカーの場合はピッチが広いため、DFとの距離が遠いところからボールを運べます。そのためスピードに乗った状態で相手に仕掛けることができます。さらにDFの背後にもスペースがあることが多いため、そのまま一気に抜き去ることができます。

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しかし、フットサルの場合はDFとの距離が近いことが多いです。そのためスピードで抜くというよりはボールを相手に晒して誘うことで相手に足を出させたり、重心を動かすことでその逆をつくというドリブルが必要です。もちろん、そこにスピードの緩急は必要です。

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このような駆け引きをするためには相手をよく見る洞察力が必要です。DFとの駆け引きを楽しめるくらい余裕を持ってプレーできる選手を目指していきましょう!

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6月4日 ディノジュニアフットサルフェスタU8結果

福岡市東区で開催されたU8大会に参加しました。 

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相手のレベルが高いのは事前にわかっていましたが、全敗無得点に終わりました。

① vs アッローロ  0-6

② vs FCCF 0-8

③ vs エリア伊都 0-7

④ vs ブリステル 0-4

 

試合前のミーティングで1つだけテーマを与えました。それは『ボールラインより下がって守る』ということ。では、ボールラインとは何でしょうか?

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ボールがある地点に横線を引きます。この図でいう赤ラインのことです。この場面は相手チームのキックインです。このときにボールラインより自陣に戻ることが基本です。しかし、相手選手のマークを意識してか相手ゴールに近い位置にいたり、疲れて戻るのが遅れている場面が目立ちました。この守り方さえ出来れば今日のような技術の差があるチーム相手でもある程度、失点を減らすことができます。1試合目の前半は0−0で折り返せたのはまだ疲れていなかったのとミーティング後すぐの試合だったので意識できていた選手が多かったことです。


こういう戦術の動きを説明したときに選手はいくつかのパターンに分かれます。
①すぐに理解して、上手く動ける選手
②理解はしているが、上手く動けない選手
③理解が出来ていないので、上手く動けない選手

ただ、1番問題なのは、理解していないのに理解したフリをする選手です。今日もミーティングで理解できたか何度も確認しましたが、全員「わかった!」と言っていました。...が、試合が始まってみるとわかっていませんでした。練習の中でしたら、一旦プレーを止めて腕を引っ張って動かして修正させながら教えていくことはできますが試合中はそういうわけにはいきません。
これはスクールでもよく話していますが、恥ずかしいかも知れませんが、わからないときは正直にわからないと言わなければいけません。上手くなりたいから習いに来てくれているので、どんどん質問してほしいですね。

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これまでの練習試合ではある程度、技術の差が近いチームとマッチメイクをしてきたので負けることは少なかったですが、ここまでの惨敗は初めてでした。
しかし、こういう経験はスポーツをしていく上で必要です。チームの中で上手いと思っていても外を見れば、もっと上手い選手はいくらでもいます。同年代の選手が自分より遥かに上手いドリブルやシュートをしている光景がどう映ったでしょうか?
今日の試合を通じて子どもたちが何を感じて、これからどうすれば良いと思ったのか、これからの練習での変化に期待したいと思います。 

加藤恒平選手のサプライズ招集!

加藤恒平選手の日本代表招集には驚きました!
ただ、自分の場合は他の方の「誰?」という驚きではなく、関わっていた選手が日本代表に選出されたという驚きでした。加藤選手は私が東京で働いていたときの留学・エージェント会社『ユーロプラスインターナショナル』に所属している選手なのです。

サッカーに対して誰よりもストイックで、居酒屋でもお酒は飲まずに炭酸水を飲んだり、アウェイへの長距離のバス移動の疲れを減らすためにクッションを使ったり座り方に拘っていたり、とにかくサッカーのためにどうすれば良いかという考えを貫くプロ意識の高い選手です。人間的にもしっかりしている好青年なのはメディアの対応など見てもらえた方でしたら感じてもらえたと思います。今後さらにファンは増えるでしょうね。ぜひ試合に出場してもらいたいです!


最近ではJリーグではなく海外でプレーしたいという子どもたちも増えています。でも、目指すのはスペインという子が多いですね。以前にも書きましたが、中学生、高校生がいきなりスペインでプロになることは現実的に不可能です。でも、海外でプレーするために道は色々あるということを知っておいてもらいたいです。
もうひとつの海外組 ~年間400名が挑戦する“欧州サッカー留学"の教科書~でもモンテネグロのトライアウトについて書かれていますが、加藤選手もここからスタートしています。
(この本の最後のSTAFF欄に私の名前が入っていますが恐らく誰も気づいていないでしょう笑)

最近では小学生でも短期留学をする子も年々増えてきています。弊社でも留学や海外キャンプへの相談を受け付けておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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5月21日 筑後・久留米 練習試合結果

本日は筑後会場・久留米会場のU-10練習試合でした。対戦相手は筑後地域で活動するスクール(チーム名はまだ未定)

相手は3、4年生が中心でしたが、こちらは4年生が誰も来れなかったので、急遽筑後会場の2年生にも参加していただきました。 f:id:soluna-fs:20170521145227j:image

①3ー0

得点者:はやと3

 

②2ー1

得点者:はやと、けいた

 

③2ー1

得点者:はやと、しょう

 

④2ー0

得点者:しょう、はやと

 

⑤4ー1

得点者:しょう3、りゅうま

 

結果は全勝でした。チームとしては暑い中、集中力が切れることもなく、最後まで走っていたのは良かったですが、もう少し声を出せるようにならないといけません。

個々の課題はまだまだ多く、ボールをすぐに蹴り出してしまう子、ドリブルのスピードを落としてしまいゴールに向かえない子、狭いスペースに運んでしまう子など修正するところはたくさんありました。

ただ、休憩中に指示したことを理解して、試合の中で行動に移そうとする場面が増えてきました。学年も上がり戦術理解度が少しずつ付いてきました。

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1対1をスピードで抜く選手は要注意

試合の中で1対1の局面は数多く訪れます。この1対1で相手に勝つことができればゴールを奪う確率も高くなります。しかし、育成年代ではどのように相手を抜いているかを見ることも必要です。

 

小学生のうちは足の速い選手はDFの裏にボールを蹴り出して走れば簡単に相手を抜くことができます。しかし、このようにスピードに頼っている選手は要注意です。カテゴリーが上がるとスピードの差はなくなってくるので徐々に抜けなくなってきます。反対に足の遅い選手はスピードで抜けない分、DFの重心の移動や足の運びを見るなど工夫していきます。学年が上がりスピードの差がなくなってくる中学生くらいに大成することが多いです。

 

1対1に勝つためには技術以上に気持ちの部分が大切です。絶対にボールを奪われない(奪う)という負けず嫌いの精神です。しかし、自分に自身のない子は尻込みしてしまいます。でも、1対1は足が遅くても勝つことはできます。そのためには相手と駆け引きする気持ちの余裕も欲しいですね。ボールを扱う技術が上達すれば相手を落ち着いて観察できるようになります。どのタイミングで抜き(奪い)に来るかがわかれば対応できるようになっていきます。

もし、子どもたちが何も考えずにただ闇雲に突っ込んでいっているようなら、まず「相手はいつ来そう?」など声かけしてあげて、相手をしっかり見るように意識付けしてあげましょう。今まで10回やっても勝てなかった相手から1回でも勝てるようになると自信がついてそのあとは成功する回数が増えていきます。自信が生まれると心の余裕もできてプレーの幅も広がっていくことでしょう。

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