本気で世界を目指す選手と指導者に贈る99のヒント

コーチとして2,000名以上を指導してきた経験とサッカー留学事業に携わってきた視点からアドバイス!

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アカデミークラス始動に向けて...

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今週から小学生に配布を始めました『アカデミークラス特別練習会』の案内。スクールとの違いって何?という方もいらっしゃることでしょう。今回はアカデミークラス設立についてです。

そもそもスクールであっても技術を上達をさせるのは当然のことです。しかし、同じ時期から始めた子ども同士でも何年か続けていくと技術の差は生まれてきます。その大きな差は習う『目的』の部分です。最初は遊びとしてボールを蹴るのが楽しくて始めた子でもしばらくすると競技としての楽しさを感じてきます。学年が上がると仲間とゴールを奪うことの面白さを知り、今までは自分がゴールをすることが1番だったのが、味方のゴールを一緒に喜べる選手へと変化をしていきます。もちろん、その反対に他のスポーツや習い事に興味を持ち始め、残念ながらフットサルから離れていく子が出るのも現実です。
しかし、大半の子はフットサル(サッカー)のプロ選手になりたいという将来の夢を描くようになっていきます。そんな同じ目的(目標)の選手を集めてトレーニングを行うと相乗効果が生まれ急激に技術が向上していきます。そこにはポジション争いや今まで自分が1番上手いと思っていたところにさらに上手いライバルの出現などの競争がさらに向上心を刺激してくれるのです。

今回の練習会ではアカデミークラスのトレーニングの内容や雰囲気を体感してもらうのが目的です。現在の技術云々ではなく、もっとフットサルが上達したいという意識の高い選手にはぜひ参加していただきたいです。そして、ゴレイロ(フットサルでのゴールキーパーのこと)専門でプレーしたいという選手には専門トレーニング、技術の指導も行います。

アカデミークラスは来年から少しずつ動き始める予定です。ただ、全地域から通ってもらうのは距離的に厳しいと思いますので、将来的には福岡の北と南でチームを分けて活動していければと考えています。そのためにもある程度、選手数の確保が必要なため、まずは10月29日の練習会にご参加ください!

サッカースクール/フットサルスクール/ジュニア/福岡/筑紫野/久留米/筑後/新宮

 

フットサルコート、上から見るか?横から見るか?

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『フットサルコート、上から見るか?横から見るか?』
某映画っぽいタイトルなのは気のせいです笑

保護者の方がピッチサイドから「なんでそこでパス出さないの?」とアドバイスしている光景をたまに見掛けます。クラブによってピッチ内へのアドバイスは禁止というクラブもあります。スペインなどでは親が口出しすると退場させたり、その子どもを試合に出さない監督などもいます。当クラブではそんなことはしませんが、アドバイスするときに注意してもらいたいことがあります。

1.選手はプレーの選択肢としてその光景は見えていたのか?

2.選手にそのアドバイスを今の成長段階で伝える必要はあるのか?

1つ目に関しては、今回のタイトルのことです。ピッチサイドから見るのと中でプレーしているのでは視野は全く違います。そして、相手からのプレッシャーを受けながらボールをキープしている状態で顔を上げてフリーの味方を探すというのはなかなか難しいものです。

「見えていたけど、出さなかった」
「見えていたけど、出せなかった」
「見えていないから、出せなかった」

大きく分けてこの3つでもアドバイスすることは変わってきます。フリーの選手がいたにも関わらず、違う選択をしてボールを失った選手には私の場合「◯◯が右サイドにいたの見えていた?」とまず選手の視野がどうだったのかを確認することにしています。見えていなかった場合に「なんでフリーの選手にパス出さないんだ!」と怒鳴りつけても、そもそも見えていないのだったら違う課題が先にあるということなのです。

そして、2つ目のアドバイスの『段階』ですが、これは今の時点でその選手の技術や身体能力なども考えないといけません。例えば、1年生で強いパスがまだ出せない子に逆サイドのフリーの選手にパスをした方が良いとアドバイスしても、筋力(技術)的にまだ難しい場合があります。でも、親から言われると子どもは叱られたくないから言う通りにやろうとします。でも、上手くできません。指導者の立場から言うと「自分で判断してミスをしてほしい」と考えます。小学生のうちはトライ&エラーの繰り返しで良いと思います。もちろん、大事な大会や試合でミスが出ないためにも日々の練習でチャレンジしていくべきです。


最後に視野の話に戻しますと良い選手はピッチを上から見た視点で周りの選手の位置が見えています。これをセンスと言ってしまうとそれまでですが、鍛える方法はあります。まず、試合をたくさん見ること。テレビ観戦はもちろん、生で見ることでも新しい発見があることでしょう。
そして、手っ取り早い上達法はサッカーゲームをすることです。これは冗談ではなく、過去に指導した子どもたちも思い返しても、ウイニングイレブンが上手い子は戦術理解度は早いです。ゲームだとボタンを押せばパスやシュートが出せます。最近のゲームはパスミスなどもリアルにしますが、ある程度、自分の思い通りのところにボールを蹴ってくれます。だからこそ、判断の部分を鍛えるトレーニングができます。ドリブルだけで攻めてもボールは奪われますし、パスもただ前に出すだけでは展開できません。横やときには後ろに下げることも必要です。ゴールを奪うためにどう攻めると有効なのかプレーの選択肢を増やしていくことはとても大切です。
もちろん、ゲームばかりしていれば良いのではなく、実際にボールに触れる時間を増やすことが最優先なのは言うまでもありません!

サッカースクール/フットサルスクール/ジュニア/福岡/筑紫野/久留米/筑後/新宮

 

正しい走り方を学んでフットサルに活かそう!

本日はテリオスアスレチックスクール様、アネーロ筑紫野フットサルスペース様のご協力により『サッカー・フットサルのための走り方教室』を開催!
昨日までの台風が嘘のようなイベント日和となりました。

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腕の使い方、足の上げ方、姿勢、地面の蹴り方など正しいフォームを学びました。
見ていて感じたのは普段の練習で行うボールタッチやラダーが苦手な子は走り方も独特な子が多いですね。頭では理解していても自分の身体を思うように動かせていない印象です。繰り返し練習して身体に覚えさせていくしかないですね!

練習の最後にタイムを計測しました。さて、結果の方は...

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気になるタイムですが、イニシャル(名.姓)で記載させていただきます。

久留米会場
S.K 7秒28→7秒63
K.I 7秒52→7秒44
S.K 7秒33→7秒23
K.M 7秒50→7秒03
T.N 5秒77→5秒48
S.H 5秒83→5秒69
N.K 5秒66→6秒00

筑紫野会場
R.N 6秒97→6秒99

筑後会場
K.T 6秒26→6秒04
H.K 6秒58→6秒07

香椎会場
T.I 6秒99→6秒63

原田会場
E.T 7秒52→7秒48
S.N 6秒65→6秒08
A.M 7秒13→6秒86
H.K 5秒92→5秒86
S.S 6秒37→6秒23
D.H 6秒72→6秒69
H.Y 6秒21→6秒09


90分練習した後の計測だったのでバテてしまってタイムが遅くなった子もいますが、フォームが改善された子は0.5秒くらい変わりましたね。

今日、教えていただいたことを普段走るときに意識をしていくことでフォームが改善されていくと思います。近々運動会がある子は頑張って練習しましょう!

☆走り方教室のダイジェスト映像こちら☆

youtu.be

 

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9月10日(日) U-9練習試合結果in筑後

本日はEFKフットサルフィールドにて大和ウィンガーズさんとのU-9練習試合でした。
筑後会場、久留米会場、原田会場の合同チームで参加。

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いきなり厳しいこと書きますが、前半はヤル気が全く感じられず、相手チームに失礼な試合内容でした。暑い中での試合とはいえ、それは相手も同じ条件。完全に走り負けて何もできない...。相手がボールを持っているのに歩いて自陣に戻ってくる選手がいるなんて試合中でありえない光景。ここ最近の練習ではかなり激しくプレー出来ていただけに残念な立ち上がりとなりました。子どもたちには話しましたが、大会などの予選では2〜3試合しか戦えません。そこで1敗でもしたら予選敗退確実です。初戦から全力でプレイできるようにしないといけません。

試合スコア
0-1
0-3
1-7(得点者:はやと)
0-0
1-2(得点者:あつや)
0-5
1-1(得点者:たいよう)
0-1
0-2
0-1

最後の4試合は内容がかなり良くなりました。最初からこれくらいできればもっと収穫のある試合になったのですが...仕方ないですね。
選手それぞれに試合の中での癖というものが出てきました。これは良い部分もあれば、修正しないといけないものも含めてです。例えば、ボールキープは出来ても相手ゴールに向かうドリブルを使わない、パスを前線で待ち続けてる、ボールしか見ていないためマークを外してしまう、自陣ゴール前で不用意にボールを奪われる、他にも色々ありますが大事なのは『考えてプレーしているか?』ということ。色々考え抜いた上で選択したプレーでミスが起きた場合は仕方ないですが、明らかに考えずにプレーしている場面が目立ちます。この先、どうなるのか?という予測が出来ている子とそうでない子の差は少しずつ開き始めてきましたね。まずは練習の中で気付かせてあげるというところから改めて指導したいと思います。

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「怒る」と「叱る」の違いとは?「なんで出来ないの!?」って言っていませんか?

「怒る」と「叱る」の違い。指導者になると研修などでよく聞く言葉です。

「怒る」はただ感情的にイライラをぶつけて怒鳴ること。手を出すことはもちろんダメですが、相手を傷付けるような言葉の暴力もダメですね。

「叱る」はそこに愛情があります。相手に成長してもらいたいと想っているかどうか。ここが大きく違います。指導者は叱ることができないと練習に支障がでるのは間違いないです。特に若いコーチだと叱ることができないとよく相談されました。


しつけをする中で子どもたちに言ってはいけないワードがあります。
「なんで出来ないの!?」
「いつも言ってるでしょ!」
「なんて悪い子なの!」

どうでしょう?言ったことありますか?
もし、言ってしまった方はそのとき他のことでもイライラしていませんでしたか?

叱るときにはポジティブに叱らないといけません。私が必ず心掛けていることがあります。
・いま起きたことを叱る(過去のことを引っ張り出さない)
・悪い行動についてだけ叱る(人格は否定しない)
・信頼関係を作った上で叱る


特に最後のは指導者と選手間でとても大事なことです。入部したばかりの選手を強く叱ることはまずありません。まずはどれくらいまでなら叱っても大丈夫か見極めないといけません。これは年齢ではなく、その子のキャラクターや性格です。
3歳の子に対してでも強く言うこともあれば、小学生でも優しく注意で済ませることもあります。

そして、なにより指導者は基本的には「怒らせたら怖い」という存在でいないといけません。子どもたちが緊張感を持って練習に取り組まないと怪我もしますし、技術も伸びませんからね。
特にいま小学生には厳しく指導しています。最近の子はメンタル的に弱い子が増えている傾向にあります。それがプレーにも出ていて、球際でスっと身を引いてしまう子が多いです。精神面の成長は技術以上にすぐに成果は出ないので、少しずつ変えていこうと思います。

その為にも私だけではなく、色んな大人(指導者)に触れる機会も作りたいと考えています。今月開催の走り方教室や12月には元Fリーガーのクリニックも予定しています。いつもと違う指導者から教えてもらうというのも貴重な経験となります。
さらには来年度に向けた新たなプロジェクトも計画中。たくさん刺激を受けて更に成長していってもらいたいです!

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