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マンツーマン派?ゾーン派?

本日はアカデミークラスのプレ練習会でした。来年からは不定期ではありますが、このような本格的に戦術を学ぶ機会を増やしていきたいと思います。

2時間のトレーニングでしたが、半分はディフェンスの戦術に使いました。今日はあくまでこういう守り方があるんだという導入部分です。もっと細かい約束事がありますが、これはまたの機会に行なっていきましょう。

では、本日のおさらいです。フットサルでは『マンツーマン』『ゾーン』の2つの守り方がベースとなります。マンツーマンは自分のマークを決めたら基本的にずっと付いていきます。ゾーンは名前の通り自分の担当するゾーンを決めて、そこに入ってきた相手をマークします。まずは違いについて学びましょう。

【マンツーマンディフェンス】

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メリットはマークの受け渡しがないためズレることが少なくなります。デメリットは体力の消耗が激しいこと。また、相手との実力差がある組み合わせになるとそこを狙われるようになります。ブラジルでは冗談まじりに「マンツーマンはトイレまで付いていけ!」と言ったりします。それくらい徹底したマークが必要です。

 

『ゾーンディフェンス』

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メリットは体力の消耗を抑えることができるところ。デメリットはマークの受け渡しに失敗するとフリーの相手を作ってしまうことです。上手いチームはゾーンのちょうど中間あたりに入ってきてパスを受けようとするので注意です。


では、どちらを使う方が良いかというと相手のレベル、スコア、時間帯により異なります。そのためどちらも練習して理解しておくことが必要です。
また、この2つを組み合わせたミックスというものが存在します。
マンツーマンを軸にしながらも、状況にとってはマークを受け渡すというもの。
これには選手の判断力、味方とのコミュニケーションなど高い戦術理解度が必須となります。最終的にはこのミックスができるようになるのが目標です。

フットサルの面白さは実はこういったチーム戦術を理解し始めてからなんですよね。サッカーにはない緻密な動きもフットサルの大きな魅力です!

 

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